ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

TDK、記録メディア販売事業をImationに譲渡

» 2007年04月19日 17時05分 公開
[ITmedia]

 TDKは4月19日、自社ブランドによる記録メディア販売事業を米Imationに3億ドルで売却すると発表した。研究開発と製造部門は残し、OEM販売は継続。Imationは「TDK」ブランドで記録メディア販売を行う。

 TDKは譲渡対価の9割強をImationの普通株式で受け取り、Imationの約17%を保有する筆頭株主になる。Imationは磁気テープ、記録型光ディスク、フラッシュメモリ製品その他をTDKブランドで販売できる。譲渡は今年7〜9月期に完了する見込み。

 TDKは今後もオーディオ・ビデオテープやストレージテープ、Blu-ray Discなどの研究開発と製造事業を継続し、Imationと他のOEM向けに製品を供給していく。

 譲渡について、TDKは「両社の持つ強み、弱みが地域及び製品の観点から総合的に検討した結果、最適の組み合わせだった」と説明。ImationにTDKの販売・マーケティング次長を統合することで、事業を強化するのが目的としている。

 Imationは1996年に米3Mから分離独立した企業。光ディスクやフラッシュメモリ製品、リムーバブルHDDなど、記録メディア全般を扱い、連結売上高は15億8500万ドル。

関連キーワード

Imation | TDK | 記録メディア


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.