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» 2007年04月24日 09時50分 UPDATE

EFF、パロディビデオめぐるViacomへの訴訟を取り下げ

Viacomは目視レビューなど誤った削除要求を防ぐための対策を取る方針を打ち出し、同社コンテンツの公正使用に異議を唱えないことを明確にした。

[ITmedia]

 電子フロンティア財団(EFF)は4月23日、米メディア企業Viacomを相手取って起こしていた訴訟を取り下げたと発表した。

 EFFは、ViacomがYouTubeに大量のビデオクリップの削除を要求した際に、著作権を侵害していないビデオが削除されたことに対し、言論の自由の侵害だとして訴訟を起こした(3月24日の記事参照)。削除されたビデオ「Stop the Falsiness」は、Viacom傘下のComedy Centralで放映されたテレビ番組「The Colbert Report」のパロディだった。

 Viacomは当初、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)の下でこのビデオの削除を要請した記録はないとし、このビデオがYouTubeに掲載されることにまったく問題はないとコメントしていた。だが後に削除を要請したこと、このパロディビデオへの対処を誤ったことを認めた。

 Viacomがビデオサイト投稿者の言論の自由を守る対策を取る意向を示したことを受け、EFFは訴訟を取り下げた。

 公正使用と表現の自由を守るためのViacomの対策には、削除要求の対象となりそうなビデオの目視レビュー、誤った削除要求を防ぐためのレビュアーの教育などが含まれる。またその一環として、Viacomは同社のコンテンツの「クリエイティブでニュースバリューのある、あるいは変革的な」利用、「限定的な抜粋の非商業利用」には異議を唱えないことを明確にした。

 さらにViacomは、誤って削除要求をしてしまった場合に苦情を受け付けるWebサイトと電子メール「ホットライン」を設けることにも同意した。

 「今回インターネットユーザーの権利が支持されたことは普通の人々にとって勝利だ」とEFFに訴訟を依頼したMoveOn.org Civic Actionのエグゼクティブディレクター、エリ・パリサー氏は発表文で述べている。

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