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iPod対抗のインタフェース? 米家電協会が接続規格を策定

» 2007年05月17日 12時55分 公開
[ITmedia]

 米国家電協会(CEA)のMobile Electronics Committeeは5月15日、携帯メディアプレーヤーの接続規格「CEA-2017」を発表した。同規格は、携帯電子機器と家電や車載AVシステム間での、オーディオ・ビデオおよび関連する信号、電力のやりとりに関する接続を定義するものだ。

 携帯メディアプレーヤーでトップシェアを持ち、車載システムとの連携も進んでいるiPodは独自のインタフェースを備えており、対応機器が多数ある半面、Appleによる認定やライセンス料が必要。MicrosoftのZuneも独自インタフェースでサードパーティー製品を取り込もうとしている。

 CEA-2017に準拠した製品が増えれば、消費者は携帯プレーヤーを自宅でも自動車内でも同じコネクターを使って充電、再生可能になるとCEAは主張している。

 CEAによると、携帯メディアプレーヤーに関連するさまざまな業界、すなわち携帯端末メーカー、コネクターメーカー、半導体メーカー、周辺機器メーカー、自動車メーカー、コンテンツプロバイダーなど、100社以上がCEA-2017の策定にかかわっているという。Apple、MicrosoftはCEAの正会員。

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