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中国語版Windowsのシステムファイルをウイルスと誤認識、Symantec

» 2007年05月22日 09時43分 公開
[ITmedia]

 Symantecのウイルス対策ソフトが、簡体中国語版Windowsのシステムファイルを誤ってウイルスと認識し、削除してしまう問題が発生した(関連記事)。SANS Internet Storm Centerなどが伝えている。

 この問題は現地時間の5月18日に発生した。SANSなどによれば、簡体中国語版Windows XP SP2のシステムファイルのうち「netapi32.dll」と「lsasrv.dll」が、バックドア機能を持つマルウェア「Haxdoor」と認識されて削除され、ユーザーのマシンが正常に起動できなくなってしまったという。

C.I.S.R.T.がブログで紹介したエラー画面

 SymantecはLiveUpdateの定義ファイルを更新し、その日のうちに問題に対処した。しかし被害を受けたユーザーは数千人に上るとの情報もあり、中国C.I.S.R.T.(Chinese Internet Security Response Team)の英語ブログによれば、7000人以上のユーザーが助けを求めてきたという。

 Symantecの中国語サイトでは、削除された.dllファイルをリカバリCDから復旧する方法について解説している。

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