ソフトバンクは5月23日、カリヨン証券東京支店に対し損害賠償などを求める法的措置の準備を取りやめると発表した。同証券がアナリストリポートについて謝罪する内容の釈明書を公表したため。
同証券のアナリストが「Confidence Man」(取り込み詐欺師)というタイトルで2月に発表したリポートは、ソフトバンクの会計処理に不適切な点があると指摘。ソフトバンクは指摘を否定し、悪質なリポートだと非難して法的準備を進めると発表していた(関連記事参照)。
同証券が公表した釈明書では、監査法人がソフトバンクの財務諸表に無限定有用意見を付けた事実などに触れていなかったことや、「草稿タイトル」が使用されたことを謝罪した。
ソフトバンクは「当社の主張が受け入れられたものと考える」としている。
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