ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

iPhoneアプリ開発は「Web2.0標準で」――Appleがデベロッパーに指針

» 2007年06月12日 06時16分 公開
[ITmedia]

 米Appleは、6月29日に発売を控えたiPhone向けアプリケーションの「サードパーティー向け開放」について発表した。同社CEOのスティーブ・ジョブズ氏がWWDC基調講演で明らかにしたもので、Web2.0標準に準拠してアプリケーションを開発すればiPhoneで動作するという。

 デベロッパーがWeb2.0インターネット標準により作成したアプリケーションはiPhoneに標準搭載されたアプリケーションと同様に動作し、電話発信やメール送信、Google Mapsでの位置表示などとの連動が可能であるとAppleは説明。Web2.0標準に準拠して作成されたアプリケーションならば、信頼性とセキュリティを犠牲にせずにiPhoneの機能を拡張することが可能だと述べている。

 1月のiPhone発表時点でAppleは、セキュリティ問題を理由にiPhone用アプリケーションをサードパーティーに開放することはできないと述べていた。

 「こうしたアプリケーションがiPhone上でどのように動作するかを見れば、デベロッパーとユーザーは同じように驚くだろう」とジョブズ氏。「Web2.0標準を使うという、当社の革新的な方法により、iPhoneをセキュアで信頼性の高いものにしたままでデベロッパーはすばらしいアプリケーションを作り上げることができる」と同氏はコメントしている。

関連キーワード

Apple | iPhone | Leopard | Web2.0 | WWDC


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.