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» 2007年06月14日 18時49分 UPDATE

MSがMac&Safariでデモする「Silverlight」

「Expression Studio」の発売日・価格発表に合わせ、Flash対抗「Silverlight」の日本語サイトをマイクロソフトが公開した。

[ITmedia]

 マイクロソフトは6月14日、Webブラウザ用プラグイン「Silverlight」の日本語Webサイトを公開した。

 Windows Vistaに実装された「Windows Presentation Foundation」(WPF)と同様のインターネットアプリケーションをWebブラウザ上でも利用できるようにするプラットフォームで、Internet ExplorerだけでなくFirefoxやSafariにも対応するのが特徴。同日開いた報道向け説明会では、Mac OS X上のSafariでSilverlightアプリケーションをデモしてみせた。

photophoto Mac OS XとSafariを使い、「Silverlightを使うとMicrosoftサイトのトップページがどうなるか」を見せたり(左)、UIの凝ったムービーサイトをデモ

 また、WPFに対応したアプリケーションデザインツールスイート「Expression Studio」を7月13日に発売する。発売時はSilverlightには対応しないが、正式公開後にサポートする予定だ。

 Silverlightは開発コードネーム「WPF/E」(Windows Presentation Foundation Everywher)と呼ばれていたもの。4月に米国で正式発表された(関連記事参照)

 WPFは、リッチインタラクティブアプリケーション(RIA)をWindows上で動作させるためのプレゼンテーション層で、.NET Framework 3.0とVistaに搭載。ワーナー・マイカルなどがVista用アプリケーションを公開している。

 WPFはWindows専用だが、SilverlightはMac OS上のFirefoxやSafariでも利用できるクロスプラットフォーム/クロスブラウザが特徴。同社デベロッパービジネス本部の市橋暢哉本部長は「Vista上で実現した高度なユーザー体験を、Windowsを離れ、1人でも多くのユーザーにWeb経由で体験してもらうもの」と説明する。Webアプリケーションで広く使われている米Adobe SystemsのFlashに対抗するという背景もある。

photophoto

 Silverlightは動画コーデックとしてVC-1をサポート。HD品質から携帯電話向けまで、動画を低コストに配信できるとしている。アプリケーション開発はWPF用のXAML(Extensible Application Markup Language)を活用し、言語はJavaScript、Visual Basic、C#、Python、Rubyをサポートする予定。

 β公開中の1.0ではXAMLとJavaScriptを使うことができ、1.1でVB、C#、Python、Rubyに対応する予定だ。1.0はβ版、1.1はα版を公開しており、1.0は今夏に正式リリースする予定。1.1の正式版公開は未定。将来はモバイル向けプラグインの公開も計画している。

 SilverlightアプリケーションはExpressionとVisual Studioで制作する。だが、7月13日に発売するExpressionではSilverlightには未対応。「ExpressionのリリースまでにSilverlightの仕様を把握し切れていなかったため」という。Silverlight 1.0正式版のリリース以降、サービスパックなどの形でサポートさせる予定としている。Visual Studioは、今後リリース予定の「2008」で対応する。

誰でも「アップグレード版」

 Expression Studioは、Webデザイン「Expression Web」、インタラクティブユーザーインタフェースデザイン「Expression Blend」、ベクターグラフィックデザイン「Expression Design」、デジタル資産管理ツール「Expression Media」──の4ツールで構成する(すでに「Web」単体製品は販売中)。Windows Vista/XP SP2をサポートする。

 Expression Studio通常版の参考価格は7万8540円。ただし、これには仕掛けがある。参考価格が4万5990円のアップグレード版も販売するが、アップグレードの対象は、Expressionの単体製品とVisual Studio。同社サイトから無償でダウンロードできる「Visual Studio Express Edition」も含まれるため、基本的には誰でもアップグレード版価格で購入できることになる。「シェアをとらなければならない」(市橋本部長)という新参者ならではの戦略的な価格設定だ。

 各ツールの評価版のダウンロード提供も始めた。60日間は全機能を利用でき、製品を購入すると利用できるプロダクトキーを入力すれば、通常製品として継続利用できる。

 各製品の参考価格は以下の通り。

  価格
Studio通常版 7万8540円
Studioアップグレード版 4万5990円
Studioアカデミック版 1万5540円
Web通常版 3万9690円
Blend通常版 6万5940円
Media通常版 3万9690円
Design 単体販売なし

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