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これからは“カラフルなデル” 個人向けノート一新

» 2007年06月27日 20時12分 公開
[宮本真希,ITmedia]

 デルは6月27日、個人向けPCの新製品8機種を発表した。ノートPCはカラーバリエーションを大幅に拡充し、デザイン性を高めたのが特徴だ。サポート体勢も充実させ、多様化したニーズに対応できるようにする。

 ブランドも変更した。これまで「Inspiron」がノート、「Dimension」がデスクトップブランドで、それぞれ個人・法人向け双方に販売していたが、新たに「Inspiron」を個人向け専門にし、Dimensionブランドは廃した。個人向けハイエンドブランド「XPS」は残す。


画像 カラフルになったInspironシリーズのノートPC
画像 従来の同社の発表会とは形式を変え、モデルがステージ上でPCを紹介。新製品のデザイン性をアピールした

 新製品は「Inspiron」シリーズがノート3機種、デスクトップ4機種と、「XPS」シリーズのノート「XPS M1330」の計8機種。

 Inspironシリーズのノートは、カラーバリエーションを充実させ、「クラッシック・レッド」「オリーブ・グリーン」「インテリジェント・ブルー」など8色から選べるようにした。ボディーにはマグネシウム合金を採用。従来のホワイトとシルバーを基調にしたプラスチック素材のマシンからイメージを一新し、質感を高めた。

 XPS M1330も「ルビーレッド」「パールホワイト」「ブラッククローム」の3色をラインアップ。ボディにはつや消しアルミニウムを採用して高級感を高めている。DVD±RWドライブを搭載しながら厚さを21ミリと「13.3インチのノートPCとしては最薄」(同社)に抑えたのも特徴だ。

 同社は新製品を「ライフエンターテインメントPC」と位置づけ、楽しみ方も提案する。Blu-ray Discドライブ内蔵タイプもラインナップしたほか、各機種ともボタン1つでCDやDVDを再生できる「Media Direct」機能に対応し、PCで手軽に動画や音楽を楽しめるようにした。

 サポートも充実させた。Inspironシリーズの電話サポートはこれまで標準で午前9時から午後9時までの12時間だったが、24時間365日対応に変える。有料のテクニカルサポートは、複数のサービスを統合して3種類のパッケージにし、1つ1つサービスを選ばなくてはならなかった従来よりも選びやすくした。

 同社のジョン・フッド副社長は「個人の個性に合った製品をラインアップした。好みのカラーが選べ、サポートも充実させたことで、ライフスタイルに合わせて選んでもらえる」と語った。

 同社クライアント製品マーケティング本部の中島本部長は「新製品のコンセプトは“Yours is here”。ユーザーとデルの接点がここにあるということを意味している。当社は世界で300万人のユーザーと毎日対話しており、ユーザーのライフスタイルを的確に把握できる」と自信を見せた。

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