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エリア限定情報、駅の無線LANで配信 京急とつくばエクスプレス

» 2007年07月03日 21時58分 公開
[ITmedia]

 NTTブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)、京浜急行電鉄、首都圏新都市鉄道、プロントコーポレーションは7月3日、京急やつくばエクスプレス(TX)の駅や車内で、エリアに応じた情報を無線LAN経由で配信するサービス「Wi-Fine」の提供を始めた。京急やTXの運行情報などを配信するほか、無料でネット接続できるサービスも期間限定で提供する。


画像 Wi-Fineトップ画面(PC版)
画像 Wi-Fineトップ画面(PDA版)

 NTT-BPのゲートウェイ装置と、公衆無線LANのエリアごとに設定するVLAN情報によって、企業や業種、地域、スポットといったエリア区分を設定。区分ごとに異なる情報を配信する。

 利用できるのは、京急の全駅(工事中の駅は除く)、TXの全駅と2000系の列車の車内、プロントとカフェソラーレ114店舗。対応エリアでワイヤレスネットワーク「wifine」を選択して接続する。

 京急の運行情報や沿線情報、TXの運行情報や、楽曲配信サービス、プロントのネットラジオなどを配信するほか、「スポニチANNEX」(スポーツニッポン)のスポーツ・芸能ニュース、天気予報、「R25」(リクルート)の記事も配信する。コンテンツは、PCとPDAそれぞれの表示サイズに合わせて2種類のサイズで提供する。

 1日1回10分のネット接続が無料でできるサービス「お試しインターネット」も7月4日から9月30日まで実施する。

 今後は地域を限定した広告媒体として活用する計画で、さまざまな業種・業界に参加を呼びかけていく。

 Wi-Fineとは「Wi-Fi」と「Fine」を組み合わせた造語。身近になったWi-Fiを使って人々の生活をもっと楽しくしたい、より豊かな社会を実現したいという願いを込めたという。

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