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進む開発者のWindows離れ――Evans Data調べ

» 2007年07月04日 09時01分 公開
[ITmedia]

 米IT市場調査会社のEvans Dataが7月3日に発表した報告によると、北米ではWindows向けの開発は、前年比で12%減で、2年連続の下落となった。

 昨年、北米では開発者の74%がWindows向けの開発を行っていたが、今年は64.8%に減少、来年さらに2%減少するとEvansは予測している。Windowsが最大シェアを占める現状は変わらないものの、Linux向け開発は昨年の8.8%から、今年は34%増の11.8%となっている。

 「Windows離れは2年前から始まっており、今回の調査でその傾向が加速していることが明らかになった。その結果Linuxが伸びているが、新型デバイス向けのニッチなOSも伸びている」とEvansの社長兼CEO、ジョン・アンドリュース氏は言う。

 スクリプト言語で最も広く利用されているのはJavaScriptで、PHP、Ruby、Python利用者の3倍以上。ただしRubyの利用は、来年には現在より50%以上増えると見込んでいる。

 現在北米開発者の3分の1が仮想化に取り組んでおり、来年には42.5%まで拡大する見込みという。

 Evans Dataは1998年以来、半年ごとに調査データをまとめている。調査対象となったのは、ソフトウェア開発者とITマネジャー400人以上。

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