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» 2007年07月11日 20時38分 UPDATE

「Hatena」発 第1弾は「はてなスター」「はてなメッセージ」

「はてな村」の世界標準化を目指す米Hatena発の第1弾サービスは、「基本的に人をほめることしかできない」というブログ用コミュニケーションサービス「はてなスター」など2つ。英語版ポータル「hatena.com」の運用も始めた。

[ITmedia]

 はてなは7月11日、米子会社Hatena発のサービス第1弾として、「はてなスター」(英語版はHatena Star)と「はてなメッセージ」(英語版はHatena Message)をリリースした。日本語版と英語版を同時公開し、英語圏向けには新ドメイン「hatena.com」で運用。世界1000万人以上に利用されるサービスを目指す同社の具体的な第1歩になる。

ほめるための機能「はてなスター」

photo ☆がたくさん付くとこうなる(クリックで畳むこともできる)

 はてなスターは、ブログ用のコミュニケーションサービス。ブログに設けられた専用ボタンをクリックすると、閲覧者がエントリーに対して☆を付けることができる。最近1カ月以内に☆を付けた相手は「Favorite」になり、互いに☆を付け合うことで「Friend」になる。

 特徴は、自分が☆を付けた相手が自分のブログを閲覧した場合にのみ「コメントボタン」が表示され、コメントの書き込みが可能になる点だ。つまり、自分が気に入った相手(=☆を付けたFavorite)からのみコメントを受け付ける仕組みで、コメントの閲覧もFovoriteから可能になる。

 「はてなスターでは基本的に他人をほめることしかできません」と同社は説明する。2003年1月に「はてなダイアリー」を始め、30万人のユーザーを集める大手サービスに育ったが、心ないコメントに傷ついたり、コメントスパムにうんざりするユーザーもいる。こうした中、「より閉鎖的な空間で安心してコミュニケーションできるSNSが人気を集めている」と同社は見る。

 はてなスターは、「ブログサービスはまだまだ発展途上であり、より快適に利用できる仕組みへと進化させなければならない」と考える同社の回答の1つ。「オープンな空間に文章を書くことの素晴らしさを体験しないままブログをやめてしまったり、閉鎖的な空間に閉じこもってしまうのではなく」、ブログの良さを簡単に感じられる仕組みと場の提供が「自らの使命」としている。

 はてなスターでは、ブログにコメントを付けるには友だちになる必要がある。オープンなブログに「部分的な閉鎖空間」を設けることで、良質なコメントのやり取りができるようになると見ている。

 はてなダイアリーのほか、コードを貼り付けることでlivedoorブログ、FC2ブログ、Movable Type、WordPress、Blogger、TypePadでも利用できる。

はてな内のメッセージを集約する「はてなメッセージ」

 「はてなメッセージ」は、はてな各サービスからのメッセージを一元管理できるサービス。当初は、はてなスターのコメントが登録された際などのメッセージを閲覧できるようにする。メッセージはメールでも受け取れる。

 今後、はてなダイアリーのIDトラックバック通知など、はてな内の様々なサービスからの通知も順次受け取れるよう、機能拡張を行っていく予定。

同アカウントで日英とも利用可能に

photo シンプルなhatena.com

 新サービスと同時に、英語圏向けの新ポータルを「hatena.com」で公開。ユーザーアカウントなどの情報は日英とも同一データベースで管理し、同じユーザーアカウントで日本語版、英語版とも利用できる。

 これに先立つ5日には登録項目を簡素化(関連記事参照)。ユーザー名とパスワード、メールアドレスだけで登録できるようにし、世界のユーザーが利用しやすいようにしていた。

 生年月日や氏名を登録した既存ユーザーは自動的に、新設した「アドバンストユーザー」になっている。アドバンストユーザーははてなポイントの操作が可能だ。

不満と期待を正面から受け止め

 米子会社は06年7月にシリコンバレーに設立。「『はてな村』を世界標準に」と近藤淳也社長が渡米し、世界に通じるサービスの開発を目指してきた(関連記事参照)

 模索の結果、既存サービスから大きく外れず・これまでのコミュニティー運営経験を生かし・既存ユーザーの期待に応えながら新規ユーザーを獲得し・物まねではない新規性のあるサービス──を日本語圏と英語圏に向けて発信し、将来は1000万人以上のユーザーに使ってもらえることを目標に定めたという。

 従来サービスとかけ離れた新規サービスも検討したが、既に国内で50万人超のユーザーにはてなが使われていることもあり、「現状のサービスへの不満と期待を正面から受け止め、既存ユーザーに最大限満足されるサービスを提供することこそが、さらに多数のユーザーに利用されることに直結する」と判断。近藤社長の陣頭指揮で開発したのが今回の新サービスだとしている。

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