米Sony Pictures Entertainment(SPE)は7月16日、ビデオ共有サイト「Crackle」の立ち上げを発表した。
傘下の動画サイト「Grouper」をリニューアルしたもので、ユーザー生成の動画配信に加え、プロが制作したオリジナル番組の配信も行うほか、カテゴリー別のコンテストを通じ、優秀作品の制作者にプロデビューの機会を与える仕組みを取り入れた。
Crackleでは、「Judgment Day」(リアリティーショー)、「Scrambler」(ミュージックビデオ)、「Wet Paint」(アニメーション)、「Shorts」(ショートフィルム)など、カテゴリー別にチャンネルを設置、動画を配信する。うち、Wet PaintとShortsチャンネルでは、四半期に1度コンテストを行い、勝者には、Sony Pictures AnimationやColumbiaなどの大手配給会社で劇場公開に向けたプレゼンを行うチャンスが与えられる。また、コメディーショーのチャンネル「High Wire」では、毎月優秀なコメディアンが選ばれ、世界的に有名なハリウッドのコメディークラブIMPROVでの実演機会を与えられる。
コンテンツ配信は、Crackleサイト上に加え、MySpaceやFacebook、AOLなどのWebサイトを通じても行うほか、PSP(プレイステーションポータブル)やノートPC「VAIO」、液晶テレビ「BRAVIA」などのソニー製品や、IPTVを通じても配信する。
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