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ケータイ利用の中高生、6割が「振り回されている」

» 2007年09月12日 19時24分 公開
[ITmedia]

 携帯電話向けサイトを利用している中高生の6割が「ケータイに振り回されている」と思うことがある――バンダイネットワークスなどが9月12日に発表した朝日新聞社との共同調査で、こんな結果が出た。

 調査は、携帯コミュニティーサイト「GAMOW」を利用する中高生に対して7月20日、21日に行い、2891人から回答を得た。調査項目は朝日新聞社が作成し、バンダイネットとVIBE、東急エージェンシーが共同で調査した。

画像 告白や別れ話、謝罪など、さまざまなコミュニケーションをケータイメールで行っている

 1日の携帯電話利用時間は1時間以下が15%、1時間〜2時間が23%、2時間〜3時間が17%、3時間〜4時間が13%、4時間〜5時間が7%、5時間以上が25%。

 友人から来たメールは何分以内に返信するのがマナーか尋ねると「即答」が37%、「5分以内」が18%で、合わせて50%を超えた。「10分以内」は18%、「30分以内」は10%、「1時間以内」は3%、「その日中」は6%、「気にしない」は8%だった。

 謝罪の気持ちや別れ話をケータイメールで伝えるという中高生が多く、謝罪は41%が、別れ話は40%がメールで行うと答えた。

 ケータイを持つことで友人関係が変わったと中高生が多く、「つながりの浅い友達が増えた」と答えた中高生がが42%、「遊びや勉強など目的別で友達と付き合うようになった」が27%、「本音が言える友達が増えた」が24%いた。

 自分だけメールが来ない「メール無視」をされたことがある中高生は22%、悪口をメールで回された経験があるのは12%。「ケータイに振り回されている」と思ったことがある中高生は59%いた。

 調査結果の詳細は朝日新聞社の会員制サイト「アスパラクラブ」の特設サイトに掲載した。

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