ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

三洋、携帯電話事業を京セラに売却か 販売事業は撤退

» 2007年09月14日 18時14分 公開
[ITmedia]

 経営再建中の三洋電機が、携帯電話事業の売却先候補を京セラに絞った、という一部報道に対し、三洋は9月14日、「携帯電話事業は強化に向けてあらゆる検討を進めている。同事業の売却方針を固めた事実はない」とコメントした。

 三洋は京セラとシャープに売却を打診していた。報道によると、交渉先を京セラに絞り、売却額は500億円前後になる見通しという。

 同社の携帯電話事業は売上高の約15%を占める主力事業だが、競争力が低下し、2007年3月期は営業赤字だった。

 三洋は同日、携帯電話販売代理店を展開する子会社・テレコム三洋を売却し、携帯電話販売から撤退すると発表した。

 10月31日付けで、同業のテレパークに全株式を48億円で譲渡する。テレコム三洋は社名を「テレコムパーク」に変更する。

関連キーワード

京セラ | 三洋電機 | 経営


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.