分解してわかった、新iPod nanoの低コストぶり
調査会社のiSuppliは9月19日、ビデオ再生が可能になった第3世代iPod nanoを分解して部品原価を推定し、発表した。先代と比べ、性能が向上しているが、コストは大幅に削減されているという。
iSuppliがTeardown Analysisサービスで新iPod nanoを分解して調査したところ、4Gバイトモデルの部品原価は58.85ドル、8Gバイトモデルが82.85ドルとなった。小売価格はそれぞれ149ドルと199ドル。フラッシュメモリの原価はそれぞれ24ドル、48ドルで、それが単純に原価の差となって現われている。
iPod nanoの主要構成部品の原価(単位:ドル)
(資料:iSuppli)
NANDフラッシュメモリはMicron Technologyが供給しており、4Gバイトモデルでは部品コストの4割以上を占める。同社はAppleへのフラッシュメモリ提供ではSamsung、東芝、Hynix Semiconductorに後れを取っていたが、今回のnanoへの採用で挽回したとiSuppliは指摘している。
iSuppliによれば、第3世代nanoの部品原価は第2世代nanoの72.24ドルから18.5%削減されている。同社上級アナリストであるアンドリュー・ラスウェイラー氏は「部品の変更によりコストは大幅に削減され、Appleは前モデルよりも高機能なものを、より低コストで製造できることになった」と分析している。
部品原価にはアセンブリ、ソフトウェア、知的所有権、アクセサリ、パッケージのコストは含まれていない。
iSuppliでは、2007年のiPod nano販売台数は2300万台、2008年には2790万台を暫定的に予想している。
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