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FTTHコストを大幅削減 伝送装置を複数事業者で共用

» 2007年09月20日 20時32分 公開
[ITmedia]

 KDDI、ソフトバンクBBなど7社は9月20日、FTTHサービスの大幅なコスト削減につながる方法の検証に成功したと発表した。シェアードアクセス方式の伝送装置を、NTT東西地域会社を含む複数の事業者で共用するもので、今後NTT東西と運用ルールの整備などを協議していく。

 検証に参加したのは、2社のほか、アッカ・ネットワークス、イー・アクセス、ソフトバンクテレコム、TOKAI、ビック東海。

 シェアードアクセスはアクセス系光ファイバーを分岐する方式で、戸建て向けFTTHの主流になっている。現在は事業者ごとにNTT東西から光ファイバーを借りる形になっており、効率が悪かった。

 検証では、最大32ユーザーを収容する光信号伝送(OLT)装置を複数事業者で共用できることを確認。各ユーザーのトラフィックを一定に制御するなどのルールを定めることで、NTT東西を含む複数の事業者でOLT装置を共用することは可能だとしている。

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