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TI、バッテリー残量を正確に予測するICを開発

» 2007年09月26日 08時39分 公開
[ITmedia]

 米Texas Instruments(TI)は9月24日、携帯電話などのバッテリー残量を正確に予測する、バッテリー残量管理IC「bq27500」の量産開始を発表した。

 現在のほとんどの携帯電話に採用されている残量メーターは、電圧から残量を推測しているため、精度が低い。また一部の携帯で使用されている残量管理技術も、あいまいなデータをもとにしているため、不正確だった。

 bq27500はTIのImpedance Track技術により、バッテリーの電圧、電気抵抗、電流などのデータを測定、バッテリー残量を予測する。放電率、温度、バッテリー年齢などもすべて計算に入れるため、残量予測の精度は99%だという。またバッテリーの電気抵抗値をリアルタイムで測定、保存することで、自動的に予測を変更していく。

 システム側に組み込まれるため、固定型、取り外し可能型いずれのバッテリーにも対応するという。

 bq27500は12ピン、2.5×4ミリのSONパッケージで、1000個注文時の単価は1.35ドル。

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