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「livedoor Blog」口コミマーケティングに「なずき」採用

» 2007年10月05日 19時03分 公開
[ITmedia]

 ライブドアは、NTTデータの日本語意味理解エンジン「なずき」を活用して効果分析を行うブログマーケティング商品「livedoor Blog Watch」を11月に発売する。効果が分かりづらいとされるブログマーケティングの効果を、中立的に測定できるとしている。

 同社は従来から「livedoor Blog」ユーザー約220万人を活用したブログマーケティング商品を販売してきた。顧客企業の商品属性に合ったブロガー――例えば、化粧品メーカーならならコスメ好きの女性など――を探して商品を試してもらったり限定イベントなどに招待し、感想などを自由にブログに記事を書いてもらう、というものだ。

画像 「なずき」解析結果の例

 新サービスでは、ブロガーがイベント後などにブログに書いた内容を「なずき」で解析する。なずきは、文章の微妙なニュアンスまでとらえられるのが特徴の解析エンジン。「好評」「不評」といった評価のほか、「質問」「要望」「満足」など、81種類までの感情や意図を抽出できる。

 従来のブログマーケティングの効果は、ブロガーの書いた記事数や各記事のページビューなどでを測ってきたが、「効果については『おおむね好評でした』くらいのあいまいなことしか言えなかったため、2回目の出稿をためらうお客さんもいた」(同社執行役員の田端信太郎氏)という。新サービスなら、中立的な解析で効果をとらえられるとしている。

 価格は、「基本セット」が400万円から。ブロガー数十人に対して商品を配ったりイベントに招待できるが、記事執筆を強制するわけではないため、掲載されるブログ記事の数は指定できない。これまでの平均で、1人当たり10〜20エントリー、合計数百エントリーが書かれてきたという。年度内に30社程度からの受注を目指す。

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