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ガンホー、インターチャネル・ホロンのコンシューマーゲーム部門を取得

» 2007年10月15日 18時24分 公開
[ITmedia]

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは10月15日、インターチャネル・ホロンのコンシューマーゲーム部門を買収すると発表した。オンラインゲームを家庭用ゲームなどに移植するマルチプラットフォーム戦略に活用する。

ガンホー・オンライン・エンターテイメントの株価チャートガンホー・オンライン・エンターテイメントの株価チャート(1年:縦軸の単位は1000円)

 買収対象はインターチャネル・ホロンの「エンターテインメント第1事業部」が手掛けるコンシューマーゲーム事業とメディアミックスの映像事業。対象事業の2007年8月期業績は売上高が10億6600万円、売上総利益は1億9100万円の見込み。

 同日付で設立したガンホー100%出資の子会社「ガンホー・ワークス」が、11月1日付けで対象事業を譲受する形。買収額は1億4100万円の予定。

 インターチャネル・ホロンは、インデックスグループの中間持ち株会社インデックス・ヴィジュアルアンドゲームズの100%子会社。旧NECインターチャネルと旧ホロンが合併して2006年8月に誕生した。コンシューマーゲーム事業はPC用美少女ゲームの家庭用機向け移植などで知られる。

 ガンホーは主力のPC向けオンラインゲームをニンテンドーDSに移植する「ラグナロクオンラインDS(仮称)」の開発を表明するなど、マルチプラットフォーム化を進めている最中。さらに映像・音楽や出版物などの2次著作物にも展開するワンソースマルチユース戦略も掲げており、買収先のノウハウをいかして「総合エンターテインメント企業を目指す」としている。

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