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松下の中間期、営業益6%増 デジカメ、携帯が好調

» 2007年10月30日 22時35分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業が10月30日発表した2007年9月中間期の連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前年同期比6.1%増の2199億円だった。薄型テレビやデジタルカメラなどが好調だった。

松下電器産業の株価チャート松下電器産業の株価チャート(1年:縦軸の単位は円)

 売上高は3.1%増の4兆5253億円。日本ビクターを除く全部門で伸びた(持分法適用会社になったビクター分は8〜9月から控除)。デジタル家電を扱うAVCネットワークは8%増の1兆9202億円。デジタルカメラが特に伸び、32%増の1256億円だった。情報・通信機器部門は10%増。携帯電話が23%増の1647億円と好調だった。

 価格下落や材料高騰などの影響は増収と合理化、円安で吸収し、営業増益に。営業利益率は約4.8%だった。前年同期に株式売却益を計上していた反動と、早期退職一時金や品質対策費用の計上で、税引き前利益は19.3%減の1876億円、純利益は8.7%減の1051億円だった。

 通期の業績見通しは、売上高が8兆7800億円(3.6%減)、営業利益が4777億円(3.8%増)、税引き前利益は4520億円(2.9%増)、純利益は2460億円(13.3%増)。

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