3D仮想世界Second Lifeを運営する米Linden Labは11月14日、空の風景をリアルに描くグラフィックス技術「WindLight First Look Viewer」を強化。空だけでなく、水もリアルに表示できるようになった。
新たに加わった機能強化は以下の5つ。
- 雲や月が再び描けるようになり、シェーダーなしモードの動作が高速化し、画質が向上した。Sky EditorのUIも改善された。
- 水を写真のようにリアルに表示できるようになった。この機能を使うには、推奨システム要件を満たす強力なグラフィックスカードが必要。
- オブジェクトにGlow(輝き)の属性が追加された。
- アバターのインポスターシステム。アバターのレンダリングがマシンにかける負荷を減らすためのシステムで、特にアバターがたくさんいる場面でfps(frames per second)が40%増えたという。
- グラフィックス設定タブの改善。オプションを整理し、1つのタブに関連するオプションをすべてまとめたという。さらに「Performance/Quality」スライダーをマウスで動かして画質とパフォーマンスを設定すると、関連する機能が自動的に変更されるようになった。個々の機能をカスタム調整することもできる。
WindLightはSecond Lifeのサイトからダウンロードできる。同プログラムはFirst Look(テスト版)であり、ユーザーはデバッグや機能強化、最適化などに協力できる。
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