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» 2007年11月22日 21時06分 UPDATE

「ケータイ小説をもっとメジャーに」――オリコンなどが投稿サイト

オリジナル小説を投稿できる携帯サイトを、オリコンなどが開設する。コンテストを通じて新人作家を発掘するほか、作品の映像化も検討。人気ケータイ小説作家の作品も読める。

[宮本真希,ITmedia]
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 オリコンとゴマブックス、携帯コンテンツ開発のサクセスネットワークスの3社は、ユーザーがオリジナル小説を投稿したり、人気のケータイ小説作家の作品が読める無料の携帯電話向けサイト「おりおん☆」を12月1日に開設する。23日にプレオープンし、人気作家の作品の公開を始める。

 小説コンテストなども行い、作家を発掘・育成していくほか、作品の出版・映像化を検討する。人気のケータイ小説を書籍化しているゴマブックスの嬉野勝美社長は「オリコンらと一緒にやることで、女子高生らに人気のケータイ小説をさらにメジャーなものにしていく」と意気込む。

メッセージや足あと機能も

画像 「寝る前とか暇なときにケータイ小説を書きます」と凛さん。凛さんの小説「もしもキミが。」はトーハン・日本出版販売の2007年上半期ベストセラーランキング文芸部門で2位になった。1位は赤い糸(上・下)

 サイトは無料で利用できる。ユーザー登録するとマイページを開設でき、自分が書いた小説、詩、イラストを投稿できる。自分の作品ページに挿絵を入れたり、背景色や文字色を変えるといったことも可能だ。メッセージ機能や足あと機能も備えた。

 ユーザーの作品のアクセスランキングも表示し、上位の作品は出版・映像化を検討する。小説コンテスト「おりおん☆ケータイ小説大賞」も実施する予定で、「賞金総額などで史上最大規模のケータイ小説コンテストになる」(嬉野社長)という。

 ケータイ小説で実績があるメイさんや凛さんといった作家の新作、ゴマブックスが過去に書籍化した人気作品などを無料で公開する。グラビアアイドルの小阪由佳さんの初の恋愛小説や、インディーズバンド「HY」のボーカル仲宗根泉さんの詩集などの連載も読める。

大人には理解でいないかもしれないが……

 「当社が2005年に初めてケータイ小説を書籍化してから、あれよあれよという間にここまで来た。なぜケータイ小説が人気があるのか大人には理解できないかもしれないが、10代にとってはなくてはならないものになっている。今後は単なる小説にとどまるのではなく、映像や音楽との結びつきが重要になる」と嬉野社長は語る。

 オリコンはオーディション雑誌「De-View」を1983年から発行するなど、これまで新人発掘を行っており、「おりおん☆もその延長線上」とオリコンの小池恒社長は話す。

 「昨日までは普通の女子高生でもヒット小説家になれる――これがケータイ小説。映画化された『恋空』や、150万部を売り上げたメイさんの『赤い糸』シリーズなど、人気作品が生まれている。おりおん☆は多くのサクセスストーリーを生み出す場所にしたい」(小池社長)

 サイト開設に合わせ、プロモーションを積極的に行う。「ORICONSTYLE」「music.jp」などPC・携帯サイトにバナー広告を出したり、テレビCMを放送する予定。

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