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» 2007年11月28日 19時05分 UPDATE

ケータイが大学の教室になる サイバー大学が動画配信テスト

サイバー大学・吉村作治学長の「ピラミッド・ミステリーを解く」と、ソフトバンク孫社長の講演を、携帯電話で見られるようにした。今後は実際の授業も配信する考え。

[宮本真希,ITmedia]
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 サイバー大学は11月28日、携帯電話向けに授業を動画で配信する検証を始めた。まずは、吉村作治学長の「ピラミッド・ミステリーを解く」と、ソフトバンクの孫正義社長のビデオメッセージを公開。ソフトバンクモバイルの3G端末に対応しており、誰でも無料で視聴できる。「今後は実際の授業を全て携帯から受けられるようにしていきたい」と吉村学長は意気込む。

 サイバー大学は国内で初めて、全ての授業をネットで受けられるようにした大学。ソフトバンクグループが4月に開校した。携帯電話でも授業を配信することで、いつでもどこでも受講できる体制を築いていく。

 「ピラミッド・ミステリーを解く」は、エジプトの遺跡やミイラの発掘について、発掘風景を映した写真と共に解説する。4章あり、各章は約15分。孫社長のビデオメッセージは、ソフトバンクグループの役員向けの講演を編集した約3分の動画だ。

 視聴には、ソフトバンクモバイルのアプリ「S!番組プレイヤー」が必要。同大学の携帯サイトからアクセスできる。

 吉村学長は「サイバー大学は、ネットを通じてどこでも誰でもいつでも授業が受けられるようにしたいとの思いから設立した。今後は、エジプトの砂漠のようにPCもネット環境もないような場所でも、携帯を使って授業が受けられるようにしたい。PCを使うことに抵抗があるというようなお年寄りの方でも、携帯から気軽に授業が受けられる」と語る。

画像 吉村作治学長

 「まずは生徒以外の方にも広く利用してもらって、反応を見ながら機能や使い勝手などの検証を進める。できれば来年4月からでも、実際の授業を配信したい」(吉村学長)とし、実際の授業を配信する際は、ソフトバンクモバイル以外の端末にも対応する予定だ。

 「ネット経由での授業について、対面教育と同等の質が担保できないのではとの指摘もあるが、批判しているだけでは新しいものは生まれない。重要なことは、学びたいという人に気持ちにどう対応していくかということ。サイバー大学ならハンディキャップがある人や引きこもりの人でも授業が受けられる。サイバー大学の平均受講率は86%と、普通の大学に比べて非常に高い。携帯から授業が受けられるようになれば、もっと受講率は上がるだろう」(吉村学長)

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