日米最大のオークションが“1つ”に かつてのライバル・ヤフオクとeBayが提携
ヤフーと米eBayは12月4日、「Yahoo!オークション」と「eBay」に出品された商品について、お互いのサイトから入札・落札できる仕組みを2008年までに構築すると発表した。日本最大の「ヤフオク」ユーザーは、米国最大のeBayにもシームレスにアクセスして落札可能に。双方のユーザーは、日米最大のオークションを合わせた巨大な“1つ”の市場として利用できるようになる。
eBayは1999年に日本に進出。ネットオークション事業を展開したが、2002年に撤退。それから5年半後、かつてのライバルだったヤフオクと手を組み、アジア戦略の要としての日本に事実上の再参入を果たす。
eBay商品落札できる「セカイモン」をまずオープン
まずは同日、日本からeBayの商品を落札できる購買代行サイト「セカイモン」をオープンした。eBayの商品情報APIを活用して構築し、Yahoo!IDでログインできる。商品情報は日本語に自動翻訳されており、日本語で検索・落札できる。
落札した商品は米国内のセカイモン倉庫に贈られ、その後落札者の元に届く。送料は重さによって異なるが、2000~3000円程度で、商品価格の15%の手数料が別途必要。1~2週間で届くという。運営は、ネットプライスドットコム子会社・ショップエアラインに委託した。
08年3月までに、ヤフオク内にもeBayの商品が購入できる代行サービスを設置する。セカイモンと同様の仕組みで、ヤフオクからシームレスにeBayの商品を直接入札・落札できるようにする。
eBay内にも、ヤフオク商品を購入できるサイトを08年中にオープンする計画。「来年のクリスマスシーズンくらいまでに開設できれば」(井上社長)
「日米以外でも展開したい」と井上社長
国内からは撤退したとはいえ、ネットオークション世界最大手のeBayを利用する日本のユーザーは多く、服飾品では1分間に680以上、楽器・音楽関連では1分間に1つの商品が日本から購入されているという。ヤフーの井上雅博社長は「潜在的な市場は大きい」と期待する。
eBay International(eBayの海外事業戦略・マーケティング事業会社)のローリー・ノリントン社長も「今はアジア、特に日本をビジネスチャンスととらえている。一番の戦略は強いパートナーと組むこと。eBayは香港やシンガポールなどでもオークションを展開しているが、日本での規模は今までで最大級になるだろう」と意気込みを語った。
ヤフーは今後、米国以外でもオークションの連動を検討する。井上社長は「日米でうまくいけば、ほかの国でも成功するだろう。国際的な取引の不便さを軽減し、国際的なBtoC、CtoCの市場を作り上げたい」と述べた。
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