ニュース
» 2007年12月06日 14時02分 UPDATE

Google、「Google Trends」のAPIを公開へ

APIが公開されれば、例えばGoogle Trendsのデータを使って当年度とそれまでの年度を比較するスプレッドシートを作成したりできるようになる。

[Clint Boulton,eWEEK]
eWEEK

 米Googleは、いずれ検索トレンド分析ツール「Google Trends」のAPIを公開し、開発者が自分のアプリケーションに組み込んだり、あるいは個人的用途のために同ツールの分析データをダウンロードしたりできるようにする方針という。同社幹部が12月4日、明らかにした。

 Google TrendsはユーザーがGoogleで入力した検索キーワードを記録し、そのトレンドを分析するためのツール。Googleの検索製品および利便性の向上担当副社長のマリッサ・メイヤー氏は、Google TrendsのAPIを公開するタイミングについては明言しなかった。

 だが同氏によると、GoogleはこれらのAPIを気に入っており、またユーザーからは「Google Trendsのデータを表計算ソフトに取り込んで処理できるようにしてほしい」との声が寄せられていたという。APIの公開が実現すれば、例えば、ユーザーはGoogle Trendsのデータを使って当年度とそれまでの年度を比較するスプレッドシートを作成したりできるようになるはずだ。

 「まだAPI公開の具体的な日時を述べることはできないが、APIを公開するつもりであることは確かだ。いずれGoogle Trendsをほかのアプリケーションに組み込んだり、Google Trendsのデータを活用したりできるようになるのは確実だ」とメイヤー氏は4日に行ったGoogle Trendsに関するWebキャストでの説明会で語っている。

 GoogleがGoogle TrendsのAPIを公開し、ユーザーがGoogle Trendsのデータをダウンロードできるようになれば、マーケティング担当者はトレンド分析を自由にカスタマイズし、新たなパターンを発見できるようになるだろう。そして、製品やサービスごとにうまくユーザーのターゲットを絞れるようになれば理想的だ。

 Google Trendsが公開されたのは2006年5月。メイヤー氏によると、Googleも同ツールを使って検索のクオリティを高めているという。

 Google Trendsでは、任意の検索キーワードについて、その検索回数や、関連するニュースがGoogle Newsに登場した回数が折れ線グラフで表示される。

 またGoogle Trendsには「Hot Trends」と呼ばれる機能があり、その日に最も検索されたキーワードをチェックできるようになっている。Hot Trendsページへのリンクをクリックすれば、そのキーワードの検索のピーク時間やトップ地域のほか、関連のニュース記事やブログ記事などを確認できる。

 さらに検索トレンドボックスに複数のキーワードを入力すれば、クエリ件数などを複合的に分析できる。なおGoogle Trendsでは、2004年1月以降に実行された検索のみが分析の対象となる。

 Google TrendsのAPIの公開はGoogleにとって当然の流れでもある。同社は10月31日には、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)向けのアプリケーションを開発するためのAPI「OpenSocial」を公開している

 また同社はユーザーが自身のWebページに「Google Maps」を組み込むためのAPIのほか、Webアプリケーションをオフラインでも利用可能にするための「Google Gears」のAPIも公開している。

 メイヤー氏は4日のWebキャストで、Google Trendsに関する説明の前に、2007年のGoogle検索キーワードのランキングを発表した。

 同氏によると、2007年にはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)サイトが大勢を占め、検索キーワードの上位10位のうち4つがSNSサイト(「YouTube」「Club Penguin」「MySpace」「Facebook」)だった。トップの検索キーワードは「iPhone」で、そのほか「Webkinz」(ぬいぐるみ連動型のSNS)、「Transformers」(玩具)、「Heroes」(テレビドラマ)、「TMZ」(セレブのゴシップニュースサイト)、「Anna Nicole Smith」(今年変死した元女優)といったキーワードがトップ10入りを果たしている。

関連キーワード

Google | 検索 | API | SNS | マーケティング


原文へのリンク

Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.

Loading

ピックアップコンテンツ

- PR -

マーケット解説

- PR -