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GoogleとOLPC、UNICEFが世界の「子供たちが聞いた話」保存プロジェクト

» 2007年12月08日 08時04分 公開
[ITmedia]

 国連児童基金(UNICEF)、One Laptop per Child(OLPC)、米Googleは12月7日、世界中の子供たちが年長者や家族、友人から聞いた「お話」を共有、保存するプロジェクト「Our Stories」を立ち上げた。

 同プロジェクトは、米国で人々の会話や生活を記録している「StoryCorps」プロジェクトからヒントを得たもの。Our Storiesでは、子供たちが周囲の人々にインタビューを行い、現地語で記録した話を、Webサイトで世界中の人々と共有する。それぞれの「お話」には、サイト上のGoogle Mapsからアクセスできる。

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 Our Storiesではまず、OLPCを使用する途上国の子供たちや、UNICEFのラジオ制作者と共同作業を行っている人々に対して記録用のリソースを提供する。ガーナ在住のダニエル君が語る将来の夢やタンザニア在住のベロー氏が語るマラリアの恐怖など、既に幾つかのお話がサイトで公開されている。将来的には、世界中のあらゆる年齢層の人々がOur Storiesサイトにコンテンツを追加できるようにする予定だという。

 「情報技術は、世界中の若い人々がもっとお互いのことを学ぶ手助けになる」とUNICEF。「Our Storiesは国境や文化を超えた対話を促し、さまざまな問題についての意見を言う機会を若い人々に与えるだろう」としている。

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