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録画サーバ事業のクロムサイズが民事再生手続き

» 2007年12月17日 16時01分 公開
[ITmedia]

 帝国データバンクによると、集合住宅向け録画サーバ事業を計画していたクロムサイズが12月11日、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。負債総額は約39億8000万円。

 2000年設立。番組を1週間分録画し、好きな時間に視聴できる集合住宅向け録画サーバ「選撮見録」を使った事業を展開する予定だったが、05年に民放テレビ局5社が「著作権を侵害している」として、販売差し止め・廃棄を求めて提訴。差し止め請求が認められ、同事業の停止を余儀なくされた。

 このほかETC車載器の販売やLAN工事も手がけ、06年5月期には売上高46億4300万円を計上。しかしETC車載器の販売をめぐっては、取引先の倒産や資金回収のトラブルが発生し、金融機関からの資金調達も困難となっていた。

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