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12面体スピーカーのソリッドアコースティックス、破産手続き開始決定

» 2007年12月27日 19時02分 公開
[ITmedia]

 帝国データバンクによると、東京地裁は12月26日付けで、オーディオ機器メーカーのソリッドアコースティックスに対し、破産手続きの開始を決定した。負債は2007年3月期末時点で約340億6700万円。

 12面体スピーカーの製造販売を手掛けるオーディオメーカーだったが(関連記事参照)、投資事業に進出。ライブドア子会社だった中古車販売のカーチス(現ソリッドグループホールディングス)を傘下にした。

 だが07年3月期の売上高約9400万円に対し、M&Aによる費用増などから約51億9600万円の赤字を計上、債務超過に転落するなど、財務内容が急速に悪化。ソリッドグループホールディングスの買収の際、買収資金としてソリッドグループホールディングスの現金と株式を担保にリーマン・ブラザーズ証券から調達した約150億円の返済のめどが立たなかった。

 債務超過の解消が見込めない上、子会社の売却を進めるなどしたため、ソリッドグループホールディングスが資産散逸を避けるために破産を申し立てていた。

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