米Ribbitは1月28日、DEMOカンファレンスにおいて、Web上で利用できる通話サービスを発表した。「Amphibian」(コードネーム)と呼ばれるこのサービスは、Web上での通話やボイスメールの管理が可能で、従来型の電話サービスとWebを結びつけるものだという。同社はこの新しいカテゴリーを「ボイスウェア」と名づけ、その最初のサービスであるAmphibianを、第2四半期に消費者向けに提供開始する予定。外部開発者がボイスウェアや関連のウィジェットなどを配布・販売できるマーケットプレイス「Ribbit Store」の開設も併せて発表した。
Amphibianは、固定電話や携帯電話、IP電話の受発信を一元的に管理する。かかってきた電話をブラウザ上で受けたり、ボイスメールとして保存してテキスト化することもできる。Caller ID機能を使えば、電話をかけてきた相手の情報や、最近書いたブログなどが表示される。
AmphibianはRibbitのオープンプラットフォームに基づいており、開発者コミュニティーによるアプリケーションなどを使って自由にアップデートできるという。
Ribbitは、「シリコンバレー初の電話会社」を標榜するベンチャー企業。2007年12月にプラットフォームを発表し、既に2500以上の開発者が同社と提携、電話サービスをWebサイトやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などに統合するアプリケーションの開発を進めているという。
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