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「光秀のブログ炎上」「関ヶ原実況スレ」 “あの時代にネットがあったら”が本に

» 2008年01月29日 21時06分 公開
[ITmedia]
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 「2000年前からインターネットがあったら」――そんな設定で、日本史の登場人物が書いたブログやWebサイトを掲載した書籍「歴史Web」(1260円、B5判208ページ)が、日本文芸社からこのほど発売された。著者は「『超』日本史」などで知られる藤井青銅さん。東進ハイスクール日本史講師の金谷俊一郎さんが監修した。

 弥生時代から幕末までにネットがあったと想定し、「歴史上の人物が書いたブログ」や「幕府の公式Webサイト」などを掲載。「2000年前からネットがあったなら、2000年分のキャッシュがどこかにあるはず。さながら現代のシュリーマンのようにキャッシュの山を探し出し、修復し、収録した本」という設定だ。

 川中島の戦いや関ヶ原の合戦が実況スレでにぎわったり、本能寺を炎上させた明智光秀のブログが炎上したり、幕末に検索サイトで「黒船」が検索されたり、徳川綱吉がブログ「うちのワンコは日本一」を開設したり、清少納言について語る「清少納言品定めスレ『清少納言ってどうよ』」ができたり――など、歴史上のできごとをWebに置き換えた。

画像 収録内容の例

 著者の藤井さんは「面白く加工はしていますが、歴史的事実は守るようにしています。いずれはWebに展開していき、夢は『歴史のWikipedia』ですね。歴史に詳しい人がページを作ってアップし、次第にリンクし合っていけば」などと述べている。

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