エクスプロイトコードのテストや検証のためのフレームワーク「Metasploit」の新バージョンが1月28日、公開された。新たにiPhoneハッキングなどのエクスプロイトモジュール多数を追加している。
公式ブログによると、バージョン3.1ではグラフィカルユーザーインタフェースを採用してWindowsをフルサポート。265のリモートエクスプロイトを含む450以上のモジュールを備えている。
エクスプロイトは「iPhoneハッキング」プロジェクトをはじめ、多数のセキュリティ研究プロジェクトから寄せられたコードを取り入れたという。特筆すべきエクスプロイトとして、Novell Netwareの未パッチのカーネルランドエクスプロイト、802.11ファジングモジュール、BorlandのInterBaseシリーズをターゲットとしたエクスプロイトを挙げている。
Metasploit Projectはマルウェア研究者H・D・ムーア氏が主導するプロジェクトで、研究者や管理者が侵入テスト、パッチインストール確認、リグレッションテストなどの目的で利用している。OSはLinux、Windows、Mac OS X、BSDなど各種OSに対応。同プロジェクトのサイトでダウンロード提供されている。
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