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» 2008年02月04日 12時34分 UPDATE

衣装・メイクから「鎧制作」まで――世界初「コスプレ専門学科」

バンタンキャリアスクールで開講した「コスプレイヤーズコース」は、コスプレイヤーの意見を取り入れた実践的な内容が売り。衣装やヘアメイク、アイテム制作、写真撮影などが学べる。

[宮本真希,ITmedia]

 コスプレテクニック教えます――バンタンキャリアスクールがこのほど、「コスプレイヤーズコース」を開講した。キャラクターの衣装制作やヘアメイク、写真撮影などのレッスンを、それぞれ3カ月間かけて学ぶ「世界初」のコースだ。

 「キャラの衣装の後ろのデザインが分からないとき、どうやって作る?」「男装と女装のメイクの違いは?」――といった“コスプレの疑問”にも答え理想のキャラクターになるテクニックを伝授するという。

衣装・メイクから「剣・盾・鎧」まで

画像 授業風景

 ファンメイキングコースは4つの「レッスン」で構成されいる。「コスチュームメイキング」(1時間50分×18コマ、受講料は16万円)、「キャラクターヘアメイク」(同)、「フォトテクニック&レタッチ」(1時間50分×9コマ、受講料は8万円)、「『剣・盾・鎧』制作」(1時間50分×9コマ、受講料は8万円)――で、レッスン料のほか入学金(3万円)や教材費が必要。

 コスチュームメイキングレッスンでは、衣装のデザイン画や型紙の作り方、縫製などが学べる。講師は舞台衣装やコンサート衣装などを制作しているプロ。個別指導を受けられる補講講座も、別料金で受けられる。

 キャラクターヘアメイクレッスンは、ヘアメイクの基礎を学んだ後、キャラクターに似せるためのメイクの色の選び方や、女装と男装のメイクの違いなどをレクチャーする。

 フォトテクニック&レタッチレッスンは、写真の撮り方、撮られ方を学ぶ講座。スクール内のスタジオを使い、構図や照明といった撮影テクニックや、表情やポージングなどモデルの基礎を学べる。

 「剣・盾・鎧」制作レッスンは、キャラクターが持っているアイテムを、高密度発泡スチロールなどを使って制作する。説明会の参加者から要望があったため、追加したという。

 東京・渋谷校と大阪・梅田校で開講した。9割が女性で、10代後半から20代前半が中心。「コスチュームメイキングレッスン」が最も人気が高いという。

「自作コスチューム販売サイト」開設講座も

 4月には、より高度な衣装制作・ヘアメイクの技術を6カ月で学ぶ「エキスパートコース」も開講する予定。衣装制作では、カラーコーディネートやデザイン画のトレーニング、ヘアメイクでは、特殊メイクやウィッグの加工方法などを学べる。

 エキスパートコースのオプションとして、さらに6カ月間かけて高度な衣装制作を学べる講座も。オーダーメードで衣装制作を請け負いたい人には、Webサイトの開設講座や、原価計算・収支計画の立て方などもレッスンする。

 それぞれのカリキュラムは、同スクールがこれまで実施してきた授業を元に、コスプレイヤーや、説明会の参加者の話を参考に作成した。開講後も参加者の意見に柔軟に対応し、授業を行っていくという。

コスプレイヤーからは賛否両論

 同スクールがこれまで扱ってきた講座は、ファッションデザイナー、ヘアメイクアーティスト、ウェディングプランナー、インテリアデザイナーなどを目指す人向けだったが、「今後注目される職業を目指す人材を育成するコース」として昨年春、「バンタンキャリアスクールNU」を開講。学生の細かなニーズに対応し、バーテンダーやマジシャン、絵本デザイナーやランジェリーデザイナーの技術を学べる講座を開いてきた。

 コスプレイヤーズコースも、キャリアスクールNUの1つだ。「より専門特化したコースで、特定のジャンルの衣装作りを学びたい」という要望に応えたという。

 「コスプレイヤーはこれまでバンタンがあまり接してこなかったコミュニテイー。どのような反応があるかは全く分からなかった」と担当者は打ち明ける。

 コスプレ専門SNS「COSPLAYERS ARCHIVE」「Cure」に昨年11月中旬ごろバナー広告を掲載したが、コスプレイヤーからは賛否両論。「こんな講座ができるのを待っていた」という歓迎の声もあったが、「コスプレは自己表現の道具。誰かの力を借りてやるものではない」といった感想もあったという。

 今後は海外のコスプレイヤーが受講できる通信教育講座の開講なども検討していく。

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コスプレ | 世界初 | デザイン


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