著名投資家で米Motorolaの大株主でもあるカール・アイカーン氏は2月1日、Motorolaに対し、取締役4人を推薦する通知を提出した。Motorolaは同日、この通知を受け取ったことを明らかにしている。
アイカーン氏が推薦しているのは、米Viacomで社長およびCEO職を務めたフランク・ビオンディJr.氏や、投資会社WR Hambrechtの創業者でハイテク企業への投資経験豊富なウィリアム・R・ハンブレヒト氏など4人。アイカーン氏は、この4人が「Motorolaのモバイルデバイス部門分離を、株主価値を最大化する形で遂行するのに必要なスキルを持っている」と評し、2008年の年次株主総会で取締役に推薦する意向。アイカーン氏とその関連事業体は、Motorolaの発行済み株式の約5%を所有しているとみられる。
Motorolaは現在、「この通知を検討中」だとしている。2008年の年次株主総会の日程はまだ決定していない。
アイカーン氏は2007年、自身をMotorolaの取締役に選出するよう要求していたが、2007年の年次株主総会での取締役就任は果たせなかった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR