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IntelとSTMicro、相変化メモリのサンプル出荷を開始

» 2008年02月07日 08時48分 公開
[ITmedia]

 米Intelと欧州の半導体メーカーSTMicroelectronicsは2月6日、フラッシュメモリの代替として期待される相変化メモリ(Phase Change Memory、PCM)技術を使った新メモリのサンプル出荷を開始したと発表した。

 このメモリは、両社が「Alverstone」というコードネームで開発を進めてきたもの。PCM技術によるメモリは、従来のフラッシュメモリよりも少ない消費電力で高速の読み取り・書き込みを実現するという。Alverstoneは90ナノメートル(nm)プロセスを使って製造され、容量は128Mビット。

 IntelとSTMicroは2003年にPCM開発を目的とした共同開発プログラムを立ち上げ、以来製品化に向けて開発を進めてきた。2004年には180nmプロセスによる8Mビット版を、2006年には今回サンプル出荷を開始した90nmプロセスによる128Mビット版を披露している。

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