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床に敷いた絵が立って見える 凸版が裸眼立体視で新技術

» 2008年02月12日 17時12分 公開
[ITmedia]
画像 ステレオ印刷ポップアップ3D

 凸版印刷は2月12日、特殊な眼鏡など不要で印刷物の模様を立体的に見ることができる「ステレオ印刷ポップアップ3D」を開発し、13日から発売すると発表した。

 斜め方向から見ても立体的に見えるのが特徴で、キャラクターを描いたシートを床に敷けば、キャラクターが立って見える。斜めから見ても立体的に見える印刷技術の開発・商品化は世界初という。

 凸レンズを並べて形成したレンチキュラーレンズに、特殊な設計を施した3DCG画像の印刷物を組み合わせた。従来の技術は、印刷物を壁に立てかけ、正面から見ないと立体的に見えなかったが、床などの平面に置いて斜めから見ても立体的に見える。

 平らに並べたPOPや本の表紙、映画館の広告のほか、博物館や美術館の収蔵品を印刷して公開する――といった利用を見込む。

 価格はA4サイズで1000枚印刷した場合で1枚当たり1000円程度で、CG制作費用が別途必要。2008年度に1億円の売り上げを見込む。

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