ソニーは2月21日、液晶テレビ「BRAVIA」シリーズの新製品11機種を3月20日から順次発売すると発表した。過去に販売したブラウン管テレビの部品などを自社リサイクルし、材料として使っているのが特徴で、新規材料を使う場合と比較して二酸化炭素(CO2)排出量を3割削減できるという。
9機種に、自社循環再生プラスチック材を採用した。同社はテレビ用難燃性プラスチック素材の自社循環の仕組みを業界に先駆けて確立。過去に販売したトリニトロンテレビの部品や、BRAVIAの製造過程で発生した発泡スチロール廃材を精製し、一部の部品に採用した。省エネ化も進め、2005年発売の初代BRAVIAと比べ、40V型ではCO2排出量を約34%削減できるという。
新製品は52V型「KDL-52V1」(4月25日発売、実売予想価格は46万円前後)などフルHDパネル搭載の5機種を含む計11機種。フルHDモデルには、毎秒120コマ表示の倍速技術「Motionflow」を搭載し、新画質エンジン「BRAVIA ENGINE 2」と組み合わせ、滑らかでノイズの少ない映像表示が可能だとしている。
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