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» 2008年02月26日 17時49分 UPDATE

「ニコニコ映画祭」潜入記

ニコニコなのに、プロっぽい――ニコニコ映画祭の審査風景は、あんまりニコニコ的じゃなかった。

[岡田有花,ITmedia]

 ユーザーから募集したユニークな動画作品に賞を授与する「第3回 国際ニコニコ映画祭」の受賞作品が2月25日に公表された。ITmediaもスポンサーとして参加し、記者も審査を見学。「ITmedia賞」を授与させてもらった。

 応募総数は184作品。そのうち、数分〜10分程度のショートムービーや、数十秒の一発ネタ、アニメ、CG、「初音ミク」を使った楽曲作品など17作品がノミネートされ、審査会に進んだ。

 審査員は、手塚眞さん、松嶋初音さん、西村博之さん、スメリーさんというレギュラーに加え、ゲストとしてサンプラザ中野くんさん(「サンプラザ中野」から改名)と、浜松医科大学教授の木村通男さん、ユーザー代表のニート鈴木さんが参加。木村さんは、毎回1人呼んでいるという“権威枠”――映画祭を権威づける役割だそうだ。


画像 審査員の面々
画像 なんだかプロっぽい撮影現場

 会場に入ってまず驚いたのは「プロっぽい」ということ。簡易機材とはいえ、立派な動画カメラや編集用機材が据え付けられ、何人もの動画作成スタッフが立ち働いていた。

 候補作品の質も高い。裏返すと、プロを目指す作家の作品のようで「一発ネタでも質が低くても、何でもいいから思いつきで作って投稿する」という、ニコニコにしかないような作品は、あまり多くなかった。

 審査も「映像が美しい」「技術がすばらしい」「音楽的にはいい」「もうひとひねりほしい」などなど、“誰とっても完璧に面白いか”や、“プロの作品として通用するか”という目線で進行していった。


画像 松嶋初音さんは、今回は「犬が好きだから」と犬のかぶりもので登場
画像 何度も頭をネタにしていたサンプラザ中野くんさん
画像 初音ミクのノミネート作品について、「初音ミク」を知らない他審査員に、「これは調教がすばらしいんですよ。調教とは……」と解説していたひろゆきさん

画像 ハルヒコスプレで登場し、面白コメントを連発していたニート鈴木さんは「ニコニコ映画祭」に応募し続け、落選し続けているという

 大賞作品「カッコイイ、眼鏡の外し方」は、固定カメラで撮った26秒の一発ネタ。誰にでも分かりやすい面白さが、審査員全員に評価された。

 ITmedia賞には、自作楽曲に合わせてけん玉の技を披露する「剣玉遊技」を選んだ。楽曲から出演、映像編集まで(おそらく)1人で行っているところや、「テレビデビューできるほどの技ではないかもしれないが、隣の誰かができたらすごいと思う」というレベルの技、顔をお面で隠しているところなどがニコニコっぽいな、と感じて選ばせてもらった。

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