フィンランドのNokiaと米QUALCOMMは3月3日、英高等法院が、Nokiaによる特許侵害を訴えたQUALCOMMの申し立てを退ける判決を下したことを明らかにした。
QUALCOMMは2006年5月24日、携帯電話の節電と電力管理に関する同社の2件の特許を、Nokiaが英国で販売するGSM/GPRS/EDGE対応端末によって侵害されたとして提訴した。しかし英高等法院はこの訴えに対し、2件の特許は無効であり、Nokiaによる特許侵害はないとの判断を下した。
QUALCOMMはこの判決について「あくまでGSM/GPRS/EDGE対応のNokia製端末に関するものであり、NokiaのWCDMA端末に対する判決ではない」とし、上訴も検討中。
2月末には米国際貿易委員会(ITC)が、両社間で争われている特許訴訟の1つについて、Nokiaに有利な判断を示している。
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