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さくらインターネット、「D&D」などの運営期間短縮 違約金支払いで赤字拡大

» 2008年03月05日 18時03分 公開
[ITmedia]

 さくらインターネットは3月5日、2008年3月期の連結業績予想を修正し、最終損益が6億2400万円の赤字になる見通しだと発表した。前回発表から1億6700万円悪化する。不振のオンラインゲームについて、米企業に違約金を支払うことで運営期間を短縮することで合意したのに伴い、特別損失を計上するため。

 「ダンジョンズ&ドラゴンズ・オンライン ストームリーチ」「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン アングマールの影」を国内運営しているが、想定通りの会員数が集まらないため、運営期間を09年9月までに短縮することでコストを削減する。これに伴い、米Turbineに違約金の支払いが必要なため、特別損失として2億7200万円を計上する。

 ただ、おう盛なデータセンター需要を受けて売上高は前回予想比で4800万円増の64億2200万円になる見通し。ゲーム事業でロイヤリティ負担が減る分、営業利益も同8000万円増の1億900万円に上方修正する。

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