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mixi新規約見直し 「ユーザーに著作権」を明記へ

» 2008年03月05日 19時57分 公開
[ITmedia]

 ミクシィは3月5日、3日付けで告知したSNS「mixi」の新規約(4月1日から適用)に規定した著作権に関する条文について、「修正を検討する」と発表した。この条文には多くのユーザーが反発しており、同社にも問い合わせや苦情が殺到していた(関連記事:mixi規約改定問題 「ユーザーが著作者の時代」にまた繰り返す大騒動)。

 問題となっていたのは新規約の18条。「ユーザーが日記などを投稿する場合、ユーザーはミクシィに対して、その情報を国内外で無償・非独占的に使用する(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行う)権利を許諾するものとする」「ユーザーはミクシィに対し、著作者人格権を行使しない」という内容が盛り込まれていた。

 これについてユーザーから「ユーザーの日記や写真を、ミクシィが勝手に書籍化するつもりでは」「ユーザー間のメッセージも、勝手に公表される可能性があるのでは」といった不安の声が相次ぎ、同社にも問い合わせが殺到。

 同社は4日に「日記を無断で書籍化することはない」などと弁明していたが、5日になって、新規約の修正を検討すると発表。「18条に、ユーザーに著作権があることの明記などを検討している」という。また、ユーザーの問い合わせに答えたり、用語解説などを行うQ&Aページの開設も検討。今後早急に対応を進め、mixi内で随時、状況を知らせるとしている。

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