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ソーシャル融資サービス「Zopa」、日本進出

» 2008年03月08日 08時26分 公開
[ITmedia]

 オンラインで個人間融資を仲介する英Zopaが3月6日、公式ブログにおいて日本法人の設立を明らかにした。同社は2005年3月に設立された英国のベンチャー企業で、2007年には米国とイタリアでもサービスを開始している。

 Zopaは個人の借り手と貸し手をオンライン上で結びつける、P2P形式の金融サービスを提供している。同社が設定した一定基準を満たす借り入れ希望者は、希望金額や借り入れが必要な理由、返済期限などを記したプロフィールを提示する。一方貸し手側は、借り手のプロフィールを見て自分が貸し出したい相手を選び、貸付金額と金利、返済期限を設定する。借り手は1回の融資で、複数の貸し手から借り入れする場合もある。

 Zopaによれば、大手の銀行から借り入れるよりも借り手は低い金利で融資を受けることができ、貸し手も自分が選んだ期間だけ運用し、利子を受け取ることが可能となる。米国のZopaの場合、借り手の金利は8.75%以上、貸し手が受け取るのは4.25%程度。貸し手は最低でも500ドルを振り込む必要がある。

 Zopa Japanのマネージング・ディレクターはクボイ・タツヤ氏とあるが、それ以上の詳細は明記されていない。

zopa 準備中のjp.zopa.com/

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