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国境なき記者団、サイバー検閲抗議サイトを開設

» 2008年03月13日 08時48分 公開
[ITmedia]

 国境なき記者団は3月12日、同日を「オンライン表現の自由の日」とすると発表した。世界中のサイバー検閲を糾弾するための行事を毎年組織していくとし、第1回目となる今年は、インターネット上で抗議行動を起こすためのWebサイトを開設。ネット利用者による参加を呼び掛けている。

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 同団体によると、現在、世界で少なくとも62人の「サイバー反体制派」が投獄されており、2007年には2600以上のWebサイトやブログ、掲示板などが閉鎖されたり、アクセス禁止になったという。

 「バーチャル抗議行動」サイトでは、中国の天安門広場やキューバの革命広場など、同団体が「ネットの敵」とみなした9カ国でバーチャル抗議行動を組織し、ネット利用者なら誰でも参加できるようになっている。参加者は、アバターを作り、横断幕に表示するメッセージを選択できる。

rsf2 天安門広場での抗議行動

 「バーチャル抗議行動」は、同サイト上で、グリニッジ標準時の12日午前10時から13日午前10時まで行われる。抗議対象はミャンマー、中国、キューバ、エジプト、エリトリア、北朝鮮、チュニジア、トルクメニスタン、ベトナムの9カ国。

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