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20Tbpsクラスの世界最速光インターコネクト、NECと東工大が開発

» 2008年03月18日 20時35分 公開
[ITmedia]

 NECと東京工業大学は3月18日、世界最速となる20Tbpsクラスの超高速光インターコネクト技術を開発したと発表した。次世代スーパーコンピュータに必要な大容量データ伝送が省エネ・省スペースで可能になるという。

 1信号当たり25Gbpsで動作する面発光レーザーと面受光素子、光素子を動作させるためのICを開発。素子とICを実装した光モジュール間を100メートルのマルチモード光ファイバーで接続し、25Gbpsでの伝送に成功した。

 さらに、プリント基板上のLSI周辺10センチ角以内に光モジュール1000信号分を実装する技術も開発し、組み合わせることで超高速大容量通信を可能にした。

 「京速計算機」など次世代スーパーコンピュータのLSI間配線に加え、サーバやネットワーク装置などに広く適用できるとみて研究開発を進める。

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