「出版業界は村社会だった。だがネットの発達で新たなメディアが台頭し、新しい枠組みの確立が迫られている。つまり、黒船がやってきたんだ」
漫画家・永井豪さんの著作権管理会社・ダイナミックプロダクションの版権部部長、幸森軍也さんはそう言って笑う。
出版界は長く、編集者と作家の信頼関係がものを言う“村社会”。契約書が交わされることも少なかった。そんな村社会に「著作権管理」という概念を持ち込んだパイオニアが、1969年に設立されたダイナミック・プロだ。→記事全文「黒船が来て、村社会は崩壊した」(前編)へ(リンク先は講談社MouRa「ザ・ビッグバチェラーズニュース」内)。
無劣化のデジタルコピーが容易になり、ネットを使って誰でも発信できる時代。企業も個人も創作・発表する中で、旧来の著作権の仕組みがひずみを起こし始めています。
創作のあり方はどう変わるのか。今、求められる著作権の仕組みとは――著作権の現場から考える連載「おもしろさは誰のものか」を、講談社のオンラインマガジン「MouRa」の「ザ・ビッグバチェラーズニュース」と共同で展開していきます。
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