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JAL航空券予約・発券システムをIBMメインフレームで更新

» 2008年03月27日 09時06分 公開
[ITmedia]

 日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は3月26日、日本航空インターナショナルの航空券予約・発券システムを、メインフレーム「System z9」で更新すると発表した。2008年度から順次稼働を始め、10年2月に全面稼働する計画。

 メインフレーム用OSの最新版「z/Transaction Processing Facility Enterprise Edition V1.1」を世界で初めて採用する。同OSはSystem z向けの大容量トランザクション処理に特化し、1秒間に最大数万件のトランザクション処理が可能。最新版では64ビット化でメモリ領域を拡張した上、開発環境のLinuxへの対応でオープン系開発スキルも活用できる。

 更新で、従来に比べ処理能力は25%向上する見通し。処理性能に対して課金する「ワークロード・ライセンス・チャージ」を適用し、1トランザクション当たりでのTCO削減を見込む。

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