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MS、「Windows Mobile 6.1」発表――IEにFlashとSilverlight搭載

» 2008年04月02日 07時24分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは4月1日、米ラスベガスで開催のCTIA Wireless 2008で、携帯向けOSの最新版「Windows Mobile 6.1」を発表した。また、携帯端末用ブラウザ「Internet Explorer Mobile」の最新版を、年内に提供開始する計画も発表。「デスクトップレベル」のWebアクセスを実現するとしている。

 Windows Mobile 6.1では、ホームスクリーンを刷新。不在着信や今後の予定、新着メッセージなどの通知をホームスクリーン上でチェックし、直接対応できるようになったほか、ワンクリックでお気に入りの楽曲やビデオ、写真などにアクセスできる。また、テキストメッセージのスレッド表示が可能になり、画面やWebのズームイン機能も搭載。

 新たに追加された「Getting Started Center」では、メールやBluetooth、Wi-Fiなどのセットアップが簡単にできるという。ビジネス向けの機能としては、「System Center Mobile Device Manager 2008」と「Exchange Server 2007 SP1」をサポート。企業のIT管理者による管理を強化できるとしている。

 AT&T、Sprint、T-Mobileなどの通信事業者や、Motorola、Samsung、東芝などの端末メーカーがWindows Mobile 6.1の採用を表明しており、搭載端末は、第2四半期に提供開始となる見通し。

 携帯ブラウザInternet Explorer Mobileは、Adobe FlashとMicrosoft Silverlightに対応。動画形式H.264などの最新規格をサポートすることで、携帯でもリッチなインターネット体験が実現できるとしている。端末メーカーへの提供は第3四半期中を予定しており、年内には搭載端末が出回る予定。

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