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マルウェアがブロガーに、GoogleのBloggerで配布中

» 2008年04月08日 09時09分 公開
[ITmedia]

 マルウェアのStormが、米Google傘下のブログサービスBlogger(Blogspot.com)でブログを開設してマルウェア配布に利用している。セキュリティ企業の米McAfeeやF-Secureが4月7日のブログで伝えた。

 Stormブログは「I Love You」というタイトルで、Blogspot.comのURLが使われている。デザインはピンクのハートと花をあしらったバレンタイン風。画像をクリックすると「love.exe」というファイルが、リンクをクリックすると「withlove.exe」というファイルがダウンロードされ、マルウェアに感染する。

「I Love You」とハートをあしらったブログ(McAfeeブログから)

 このブログは最初からStorm感染のみを目的として作成され、正規のブログサイトが改ざんされたという報告はないという。また、アプリケーションの脆弱性を突くエクスプロイトも現時点では仕掛けられていない。

 McAfeeによると、Bloggerは過去にもZlobなどのマルウェアに悪用されたことがある。最近ではスパムメールがBlogspot.comのリンクを使い、スパムサイトにユーザーを送り込んでいる。

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