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150型の世界最大PDP 松下、国内初披露Display 2008

» 2008年04月17日 20時14分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 松下電器産業は、「象も原寸大で表示できる」という世界最大・150型のプラズマディスプレイを、「Display 2008 フラットパネルディスプレイ展」(東京ビッグサイト、18日まで)に出展している。今年1月の「2008 International CES」(米ラスベガス)に出展したもので、国内では初出展だ。

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 50型パネルを9枚をつなぎ合わせ、4096×2160ピクセル(4K2K)表示を可能にした。といっても「4K2Kをフルで使えるコンテンツはまだほとんどない」(説明員)のが現状。商品化の時期や価格は未定だが、2009年5月に稼働開始予定の尼崎新工場(兵庫県)で生産する計画だ。

 同社は大型プラズマテレビで攻勢をかけてきており、昨年9月に発売した103V型「VIERA」は、世界で3000台売れたという。公共施設や展示会などでのディスプレイ用途のほか、個人向けでは特に、中東の富裕層から人気という。

 「103V型は322キロと重いので、一戸建てに設置しようとすると家の補強工事が必要になる。だが中東の富裕層は鉄筋造りのマンションに住んでおり、補強工事なしで導入できる」と説明員。150型も公共施設や展示会、富裕層個人向けに販売していきたい考えだ。

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