“転売ヤー”に、Amazonが最後通告 Amazonで商品確保、ヤフオク空売り
Amazon.co.jpで商品を定価で大量注文し、代金を支払わずに「Yahoo!オークション」に出品して定価以上で販売、Amazonから落札者に直接配送する――そんな手口で利ざやを得ていた“転売ヤー”に対して、Amazon.co.jpが5月21日、最後通告を送った。
商品を大量注文しながら、支払いが滞っていたユーザーに対して、30日までに支払うようメールを送信した。支払いがなかった場合は全注文をキャンセルした上で、アカウントを削除し、今後の取引を行わない、としている。
Amazonでは、商品代金の支払い方法として、(1)クレジットカード、(2)代金引換、(3)コンビニ・ATM・ネットバンキング・Edy払い――の3つが選べる。転売ヤーが利用したのは、代金を支払う前に商品を確保できる(3)だ。
(3)を選んで注文した場合はまず、Amazonが商品を確保。その上で購入者に「お支払い番号」をメールで送信して代金の振り込みを促し、振り込みを確認次第、商品を発送する。注文者は、お支払い番号通知メールを受け取ってから5日以内に代金を振り込むルールだ。
これまでAmazonは、メール送信から5日以内に振り込みがなくても、商品を確保し続けていた。“転売ヤー”はこの仕組みに目を付けた。品薄になりそうな商品を定価で大量注文し、(3)の支払い方法を選ぶ。支払いをせずにAmazonに商品を確保させ続け、Yahoo!オークションなどオークションサイトに定価以上で出品する。落札されれば、届け先住所を落札者の住所にし、Amazonから直接発送する――という手法だ。
Amazonは今回、(3)の支払い方法で商品を大量注文し、支払い番号が告知された5日後を過ぎても支払いがなかったユーザーに対して一斉にメールを送信した。「30日までに支払いがない場合は、全商品の注文をキャンセルした上で、関連アカウントなど同一ユーザーが持つ全アカウントを閉鎖し、今後の取引をご遠慮させていただく」としている。
アマゾンジャパンはメールを送信したことを認めているが、メールを送ったユーザー数など詳細は明らかにしていない。
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