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ロンドンとニューヨークを結ぶ「巨大望遠鏡」登場

» 2008年05月24日 07時57分 公開
[ITmedia]

 「ニューヨークとロンドンを地下トンネルで結び、その両端に巨大な望遠鏡“Telectroscope”を設置してお互いをリアルタイムで見る」というプロジェクトが5月22日、スタートした。

 このプロジェクトは英国出身のアーティストで発明家でもあるポール・セント・ジョージ氏の発案によるもので、もともとは彼の曽祖父が100年以上前に創案したものだという。このコンセプトを、イタリアの通信プロバイダーTiscaliの協賛によるブロードバンド網と高精細カメラでバーチャルに実現した。

 ニューヨークではブルックリン橋のブルックリン側に、ロンドンはタワーブリッジのサウスバンクにTelectroscopeが設置され、6月15日まで一般公開される。ニューヨーク側からはロンドンの望遠鏡を覗いている相手が、ロンドン側からはニューヨークの望遠鏡を覗いている相手が、1日24時間見ることができる。

london ロンドン側の望遠鏡 (C) Matthew Andrews

 Telectroscopeの設計、製造は、アートイベントなどのプロデュースを手掛ける英Artichokeが担当した。

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